オフィスが会社を倒産させてしまう。
「そんなバカなー」
あなたは、そう思うかもしれません。
でも、オフィス選びでの失敗は「命取り」になりえるのです。その理由を説明します。
私は、せっかく縁があって、私達のホームページを見てくれた方や、友人の紹介でこの小冊子を手にとってくれた方に、私が経験したような失敗をして欲しくないと思い、ペンをとりました。
オフィスを借りるというのは、多くの人にとっては「初めての経験」だと思います。
初めての事は、当然ながら、失敗する事が多いです。
私も同じでした。
人生も事業も成長していく過程では、失敗だらけです。
でも、私がお付合いさせて頂いているたくさんの起業家を見ていると、うまくいく人は色々な事にチャレンジして小さな失敗はたくさんしますが、危機的な失敗は必ず回避しています。彼らの失敗談は聞いていてもとても面白いのですが、危機的な失敗は驚くほどうまく回避しているのです。
オフィス選びに関しても同じです。彼らはオフィスで失敗する事が大きなインパクトを持っていることを認識し、細心の注意を払ってオフィスを選んでいました。
起業時のオフィスは、致命的なインパクトを持っています。
多くの人は認識できませんが(だからこそ失敗してしまうのですが・・・)、オフィス選びによって起業の成否は大きく左右されるのです。
その理由は、
「収入のメドも立たない非常に不安定な時に、よく知らない初めてのことに対して
【大金】を投じなければならないからです。」
事業を始めたばかりの手持ち資金というのは、非常に大切です。それを元手に、早急に安定した収入をつくる基盤をつくらないといけません。
しかし、創業時というのは多少なりとも「浮かれている」時期です。ですから、つい甘くなって必要以上に大きなオフィスを借りてしまったり、必要以上に立派なオフィスを借りてしまったり、詳細をほとんど見ずに簡単にオフィスを決めてしまったりします。
私もそうでしたが、あなたが「浮かれて」しまうのは仕方の無い事だと思います。事業を始めるというのは冒険旅行の始まりみたいなものですから、ワクワクして当然です。
それが起業時の醍醐味でもあると思います。
しかし、その醍醐味と引き換えに、失敗してしまう人も・・・とても残念ですが・・・多くいます。
しかも、驚くほど多く。
広くて立派なオフィスを借りた、友達には自慢できた。しかし、手持ちの資金は底をつき、そのバカ高い家賃を支払う為だけに働いている・・・そんな恐ろしい状態になる人は実際にとても多いのです。
「私はそんなバカな事しないよ」と言われるかもしれません。
でも、ちょっと考えてみて下さい。
気分が高揚している時、無駄な買い物をしてしまったことは無いでしょうか?
お酒が入ってパーッと飲み屋で使っちゃったーなんてことありませんか?
また、よく知らなかったために高いものを買わされたり、必要のないものまで買ってしまった、なんてことありませんか?
初めて買うものなのに、よく調べないで買って、あとで失敗したーなんてこと一度も無かったですか?
全く身に覚えのない人は、恐らくいないと思います。
ちょっとした買い物や飲み屋でパーッくらいならいいのです。
それで人生は狂いません。
でも、起業時にオフィス選びで失敗すると、あなたの人生は確実に狂います。
何の知識も持たず、なんとなく「なりゆき」でオフィスを決めてしまうと、大切な資金があっという間になくなります。あなたが長い時間をかけて、色々な我慢をして、コツコツと貯めたお金です。
それが一瞬にして別の人の財布に瞬間移動してしまうのです。あなたのとても大切な創業資金は、貯めた時とは何百倍というスピードで「あっ」という間に消えてしまう事になるのです。
そして、オフィスを構えただけで資金が底をつき、広告宣伝などの安定した収入をつくる為に使うハズだった資金が無くなり、しょうがないから自分が動き回って営業するけど、それには限界もあり、ちょっとした収入にしかつながらない、でも収入があろうとなかろうとお金のかかるものはかかる、毎月毎月資金繰りに追われる、だから営業する時間も無くなる、ますます収入が減る、という悪循環に落ちてしまうことになります。
これは、恥ずかしながら私の実体験です。
それはとてもツライ経験でした。悪循環というのは、がんばってもがんばっても前に進まないアリ地獄のようなものです。下りのエスカレーターを上ろうとするようなものです。
結局、このアリ地獄から抜け出すのに私は3年もかかりました。今では起業したての時期に10年分くらいの悪い経験をしたと笑って言えますが、何百万積まれても、もう二度と同じ事をしたいとは思いません。
「脅かし過ぎなんじゃないのー?」と思われるかもしれません。
しかし、私と同じような失敗をする人を数多くこの目で見てきて、これは私個人だけの問題じゃないと考えるようになりました。
だから私はこの小冊子を書こうと思ったのです。
大好きな起業家たちに私と同じような失敗して欲しくないからです。
「たかがオフィス、されどオフィス」なのです。
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